握りは食べる前に転がすの!?

毎度!
お疲れさまです。

柏の寿司屋、寿しむねかたです。

先日、『お寿司の食べ方』をお話ししました。

そこでは、
❶握りは手で食べても、箸で食べてもどちらでもいい
❷ガリは箸で食べる
と、お伝えしました。

今日はその続きで
『握りの醤油の付け方』
をお話しします。

まず、「絶対にやってはいけないこと」を書きます。

★握りのネタをシャリからはがし、ネタに醤油をつけて改めてシャリに乗せる
これ、スーパーご法度です!!

絶対にやってはいけません。
握りはシャリとネタが一体となっています。

最近の回転寿司などでは、
バイトがシャリの上にネタを乗せているだけ…

そんな店も少なくないようなので、そういうお店は別として、
寿司職人が握っている店ではNG行為だと頭に入れておきましょう。

寿司職人の立場からすれば、
「握りが台無しになる」
という思いと、
「この人、マナーが分かっていない」
というむしろ苛立ちすら感じてしまいます。

そして次にNGな行為は
シャリに醤油を付けること!

これも、握りの味を台無しにしてしまう行為です。

理由は、シャリに醤油を直接つけると
シャリが過剰な醤油を吸い取ってしまうからです。

つまり、香りや旨みなど繊細に整えている握りが
醤油一色の風味になってしまうのです。

寿司職人が握る『握り』は
「シャリ+ネタ」ではなく、『握り』です。

それを楽しんでいただきたいと
寿司職人は思っているのです。

では、どうやって醤油をつければいいのか?

理屈は簡単。
ネタを下にして、ネタに醤油をつけるのです。

でも、ネタが上、シャリが下となって、提供される握りを
どうやってネタを下にすればいいのでしょうか?

それも一工夫します。
次のようにやるといいでしょう。

まず握りを横に倒します。
倒してから握りの上と下をつまむのです。

右利きの人なら、握りを左に倒します。
すると、ネタが左側、シャリが右側になっていると思います。

そこで、親指でネタ側を、人差し指と中指でシャリ側を軽くつまむのです。

そうやって、持ち上げれば、
自然と親指が下に来ますから、ネタが下になります。

そこで軽く醤油をつけ、ネタを下のまま口に入れます。

ここでのポイントは、
ネタを下にして口に入れることで、
シャリが上からほつれ、ネタとシャリが一体となって
美味しく食べられるということ。

少し長くなってしまったので、続きは後日にしますね!
ぜひ実践してみてください(^^♪

さて、本日は市場休みです。
カレイの王様と言われる『松川ガレイ』が一押し!

松川ガレイは、星ガレイに似た身質、風味です。

また、アイナメを昆布〆にしてありますので、
握りでお出しします!

更に、小柴産の穴子の握りも…
寿しむねかた自慢の「穴子のにぎり」、穴子ファンに捧げます。

本日も17時から営業です。
よろしくお願いします。

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